注射もストレッチも試した。それでもなぜ、膝の痛みは繰り返すのでしょう
「変形性膝関節症と診断されて、ヒアルロン酸注射を続けたけど途中から変わらなくなった」
「YouTube で見つけたストレッチを半年以上続けているけど、良くも悪くもならない」
「もう年だから仕方ないのかな」
そんなふうに感じながら、ずっと一人で抱えてきた方がいらっしゃいます。
豊川市 新桜町通りにあるとだ整体院には、整形外科や自己流のケアで変化が感じられず、「もうどこに行っても同じかも」と思いながら相談にいらっしゃる方が多くいます。
この記事では、膝の痛みが繰り返される理由と、当院が体を見るときに大切にしていることをお伝えします。
院長は柔道整復師として10年以上の臨床経験があり、整形外科でもリハビリテーションスタッフとして勤務してきた経験があります。痛い場所だけを見るのではなく、姿勢・筋肉・関節・日常動作まで丁寧に確認しながら整体を行っています。
膝の痛みが繰り返される、本当の理由
まずお伝えしたいのは、膝の痛みは、膝だけが原因ではない場合がほとんどだということです。
整形外科でレントゲンを撮ると「軟骨がすり減っている」「骨に棘ができている」と言われることがあります。変形性膝関節症という状態です。でも、変形そのものが直接の痛みの原因とは限りません。
膝の痛みの多くは、関節周辺の炎症、筋肉の緊張、痛みを感じる神経が過敏になっていること、そして「毎日の体の使い方の積み重ね」が深く関わっている場合があります。
わかりやすく例えると——
背骨は本来、釣り竿のようにしなやかに動いて衝撃を吸収するものです。でも、運動不足や長時間の同じ姿勢が続くと、背骨が鉄パイプのように固まることがあります。鉄パイプを振ると先端に強い振動が伝わるように、固まった背骨は歩くたびの衝撃を腰や膝に集中させてしまう可能性があります。
変形の程度は過去の体の使い方の結果。でも、今の痛みは今の体の使い方の結果でもあります。
つまり、今の体の使い方を変えていくことで、痛みが出にくい体に近づける可能性があるということです。
相談に来られた方のお話
少し前に、歩く仕事をされている50代の女性がご相談にいらっしゃいました。
数年前から膝に違和感を感じ始め、整形外科でヒアルロン酸注射を約半年続けたものの「最初は少し楽になったけど、そのうち変わらなくなった」とのこと。その後は自己流で動画を参考にしながらストレッチを続けましたが、「合っているかどうかわからないし、良くも悪くもならない」という状態が2〜3年続いていたそうです。
「整形はもう行っても無駄かな」「年のせいだから仕方ないのかな」——そんな気持ちになりかけていたとき、SNSでとだ整体院を見つけてご来院くださいました。
この方のご希望は、以前のようにジョギングができる体になること。「また自分の体で、好きなことができるようになりたい」という思いをお持ちでした。
とだ整体院が体を見るときに確認していること
体を拝見すると、この方にはいくつかの気になる点が見られました。
① 足裏のバランスが崩れていた(扁平足)
足裏の圧のかかり方を確認すると、土踏まずがほとんどなく、左右の重心にも差がありました。足裏は体全体の「土台」です。土台が傾くと、その上の膝・骨盤・腰へと負担が連鎖していく可能性があります。
また、整形外科で作製したインソールを使用していましたが、年数が経過して劣化し、現在の足の形に合わなくなっている状態でした。インソールも消耗品で、体の変化に合わせた見直しが必要な場合があります。
② 背中が固く、骨盤が不安定だった
背骨の動きを確認すると、上半身がかなり固くなっていました。背骨が固まると反り腰になりやすく、歩くたびの衝撃が膝に集中しやすくなる場合があります。
骨盤も安定しにくい状態で、立ったときにぐらつきが見られました。骨盤が不安定だと、歩くたびに膝に余分なねじれが加わることがあります。
③ お尻・もも裏・すねの筋肉がうまく使えていなかった
膝の痛みが出る方に共通してよく見られるのが、お尻・もも裏・すねの筋肉がうまく働いていないことです。この方も同様で、ストレッチを続けていましたが、実は必要だったのは「ほぐす」ことではなく「鍛える」ことでした。
たとえ話でいうと——
ギターの弦が張りすぎると切れやすくなりますが、緩みすぎると音が出ません。この方の体は「弦が緩んでいる」状態に近いタイプでした。ストレッチはさらに緩める方向の動作なので、効果が出にくかった可能性があります。必要なのは弦を適切な張りに整えること——つまり、筋力をつけることでした。
整体でどんなことをするのか
当院では、膝だけを触るのではなく、全体のバランスを整えることを大切にしています。
- 骨盤・背骨の安定:骨盤や背骨のゆがみを整え、膝に余分な負担がかかりにくい状態を目指します
- お尻・もも裏・すねの筋力サポート:膝を安定させるために必要な筋肉が使えるよう、段階的にトレーニングをお伝えします
- 体幹・呼吸の使い方:体の芯から安定させるための腹式呼吸の練習を一緒に行います
- インソール・靴の見直し:足裏の状態に合わせたインソールの再評価・作製のご提案も行っています
当院が大切にしているのは、通院中に体の使い方を少しずつ覚えていただき、ご自身でもセルフケアができる状態を目指すことです。ダラダラと通い続けるのではなく、通院からの卒業を目標に一緒に取り組んでいます。
当院は、痛みが強くなったときだけ通う場所ではありません。「最近なんとなく不調」「このまま悪くなりたくない」「病院に行くほどではないけれど気になる」——そんな小さな不安も相談できる、地域の保健室のような整体院を目指しています。
今日からできるセルフケア
① 腹式呼吸で体の芯を使う練習
仰向けに寝た状態で、鼻からゆっくり息を吸い、口からさらにゆっくり(10秒ほど)息を吐きます。吐くときにお腹をへこませるイメージで。これを3〜5回繰り返します。体の芯(体幹)を意識する練習になります。
② ヒップリフト(お尻上げ)で下半身を鍛える
仰向けで膝を立てます。①の腹式呼吸を意識しながら、背骨の下から順番に「巻き込むように」お尻を持ち上げます。下ろすときも上から順番にゆっくりと。1日5回程度からスタートしてみてください。
注意点
- 腰を反らせてお尻を上げる動きは避けてください(腰への負担になります)
- お尻・もも裏に「効いている感覚」があればOKのサインです
- 痛みが強くなる場合はすぐに中止してください
- 急な足の筋力低下・股周辺の強いしびれ・排泄に異常がある場合は、まず医療機関にご相談ください
同じお悩みの方へ
「変形しているから、もう無理」「年齢のせいだから仕方ない」——そう思って、ずっと一人で抱えてきた方も多いと思います。
でも、体の使い方を少しずつ変えていくことで、痛みが出にくい体に近づける可能性があります。一人でYouTubeを見ながら悩み続けるより、一度しっかり体を見てもらうことが、変化の第一歩になるかもしれません。
「また走れる体に戻りたい」「旅行に行ける体になりたい」「孫と一緒に歩きたい」——そんな思いをお持ちの方に、ぜひ一度ご相談いただけたらと思います。
まとめ
- 変形性膝関節症の痛みは、膝だけが原因ではない場合が多くあります
- 背骨・骨盤・足裏・お尻の筋力など、複数の要因が重なって膝に負担が集まる可能性があります
- 「ほぐす」より「鍛える」ことが必要な方も多くいます
- インソールも消耗品。体の変化に合わせた見直しが効果的な場合があります
- 体の使い方を変えることで、痛みが出にくい体に近づける可能性があります
豊川市で膝の痛みや変形性膝関節症のことでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
「一生、自分の足で歩けるカラダをつくる」ために、一緒に取り組んでいきましょう。
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